温度計センサーの重要性を解説

適切な温度管理が何よりも重要

センサー式湿度計について

time 2021/10/09

センサー式湿度計について

湿度計は湿度を測る道具で、気温を示す乾球温度と空気と水蒸気が混ざり合った部分の温度を示す湿球温度の差で求められた乾湿計や、人や動物などの髪の毛を湿度の変化による度合いで測る伸縮湿度計やセンサー式のものなどの種類があります。湿度とは空気中に含まれる水蒸気の量の比率を示したもので、%で表されます。飽和水蒸気量というのは温度によって変わるのですが、その時の温度で含まれる水蒸気量の比率を表したものは相対湿度といい、温度に関係なく1平方立法メートル中に含まれる示したものは絶対湿度といわれます。センサー式の湿度計は電極と空気などの対象となるものの間に感湿材料が使われていて、その材料に吸着する水分と材料から離れる水分を電気抵抗としてとらえる抵抗式ものと、感湿材料の上に水分透過電極を置き静電容量としてとらえる容量式の2種類の検出方法があります。

抵抗式のセンサー湿度計は、低い湿度に関しては正確に測定することができないという性質を持っているので、低湿度も計測する場合は容量式の方が勧められます。しかし一方で、湿度の変化に素早く対応できるのは抵抗式の方です。湿度の変化が激しい状況下での測定が必要な場合は、抵抗式の方が良いとされます。さらにセンサー式の湿度計には、素子だけのものもあればチップ内に計測部がついているICタイプのものもあるのですが、ICタイプの方が実装面積を少なくすることができるので小型で軽量、手軽に計測をすることができることがメリットです。

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